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今年の流行語大賞予想・4 [みちくさ]
みちくさ vol.46 No.6 (2020)
以前、このコーナーで今年の流行語大賞にノミネートされる言葉には「新型コロナウイルス」に関連したものが多くなる、と予想した。先日、発表されたリスト、三十語中には「アベノマスク」「アマビエ」「ステイホーム」「クラスター」「GoToキャンペーン」「3密」「自粛警察」「ソーシャルディスタンス」「濃厚接触者」「PCR検査」と、説明済み(?)の言葉が入っており、「新しい生活様式」の中での社会経済活動にまつわる...
夏の風物・蚊取り線香 [虫めがね]
虫めがね vol.46 No.5 (2020)
夏になり「ブーン」という蚊の羽音が聞こえてくると蚊取り線香を焚きたくなる。因みに「虫」編に「文」の「蚊」は、この羽音に由来している。日本の夏には欠かせないこの蚊取り線香は関西のある日本企業が発明したものである。今では世界中(蚊が多い東南アジアが中心)で使われている。これは、初期は古くからある仏壇線香に殺虫成分ピレトリンを含む除虫菊粉を練り込んで作った。今ではピレトリンの代わりに、合成ピレスロイドが...
教授とその種類 [みちくさ]
みちくさ vol.46 No.5 (2020)
最近の話題の中心は何といっても新型コロナウイルス関連で、ここでもいろいろな専門家の方々がご意見を開陳されている。これらの中では出自や得体のよく分からない人も含めた各種ジャーナリスト・コメンテータの各種発言が飛び交っている。 このとき気になるのは、その専門家の役職と肩書。とくに「○○大学」とはあるが、いわゆる専任ではなさそうな「△△教授」というものが目立つ。 このうち「名誉教授」は国内法では大学等の...
今年の流行語大賞予想・3 [みちくさ]
みちくさ vol.46 No.4 (2020)
同じタイトルで2回続けた。いわば筆者の備忘録でもあるが、その後もいくつか候補が出てきている。「東京アラート」「ウイズ・コロナ/アフター・コロナ」「リモート会議」。まだまだある。 まず「自粛警察」。いわば「市民の相互監視状況」で、「太平洋戦争時に作られた『隣組』と共通するところがある」との一ノ瀬俊也・埼玉大学教授の記事がWEBに掲載されていた。その共通点とは「通報する人たちが『お国のため、全体のため...
Quarantine(検疫) [虫めがね]
虫めがね vol.46 No.4 (2020)
海外旅行で目的地の空港に着くと、まず、「Quarantine」と、何とも英語らしくない表示のある所に行く。検疫するところである。熱があるとか、何らかの健康上の異常がある人は申告して検査を受けるが、通常は予防接種証明書を示して終わる。次に、「Immigration Control」の表示の所に行き、パスポートを提出し検査を受ける。最期に「Customs」の表示の所に行き、手荷物検査を受けて無事入国と...