木材保存誌コラム

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会誌「木材保存」の人気コラム、「みちくさ」「虫めがね」「木くい虫」を公開しております。下記ボタンから、それぞれのコラムを読む事が出来ます。

古田敦也チャリティゴルフ大会 [虫めがね]

虫めがね vol.46 No.3 (2020)

昨年十二月に第二十八回古田敦也チャリティゴルフ大会に参加した。わたしはプロ野球には詳しくないので、古田は元プロ野球の名捕手で、その後、監督を務めた人であるという程度の知識しかなかった。ただ、友人から彼は市の少年野球の育成に尽力されており、その為の育成資金集めのチャリティゴルフなので、ぜひ参加して欲しいと強い勧めがあったので参加した。 ゴルフは川西市の名門ゴルフ場・鳴尾ゴルフ倶楽部を一日借り切って行...

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今年の流行語大賞予想 [みちくさ]

みちくさ vol.46 No.2 (2020)

昨年の流行語大賞はラグビーのワールドカップに因んだ「ONE TEAM」だったが、今年は「新型コロナウイルス」、あるいはそれに関連したものが多くノミネートされるに違いない。 たとえば「パンデミック」と「インフォデミック」。 つい最近、WHOが「欧州が今やパンデミックの中心だ」と述べるに至ったそうだが、その拡散を上回る勢いでフェイクニュースが世界中で大量にばらまかれている。これを「インフォデミック(情...

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千円札の野口英世博士 [虫めがね]

虫めがね vol.46 No.2 (2020)

日本を代表する医学者・細菌学者である野口英世は、わが国の千円紙幣に肖像が載っている。彼を主人公にした子ども向けの偉人伝が多数刊行されており、「偉人の代表」とも呼ぶべき存在だ。わたしが小学生の頃、学校の図書館には彼の肖像画が掲げてあったのを思い出す。 野口は明治九年、福島県の貧しい農家の長男として生まれた。一歳半の時に囲炉裏に落ちて左手指が癒着する大火傷を負った。これが原因で家業の農業を継ぐのを断念...

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ドードー(dodo)の絶滅 [虫めがね]

虫めがね vol.46 No.1 (2020)

インド洋に浮かぶモーリシャス島と呼ばれる小さな孤島がある。面積は一八六五km2で、日本の淡路島の約三倍の大きさの火山島である。この島はアジアとアフリカを結ぶ主要航路から外れており、長い間無人島であった。この島にはトラやオオカミのような肉食獣は生息しておらず、島に生きる動物たちは極めて平穏に暮らしていた。この島で進化した固有の動物に珍しいドードー(dodo)という鳥がいた。七面鳥くらいの大きさで、空...

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今年のお正月 [みちくさ]

みちくさ vol.46 No.1 (2020)

いわば「正月」の風物詩でもあった「男はつらいよ」が途絶えてから二十数年。その第五十作「お帰り寅さん」を見に行った。第一作の劇場公開は一九六九年八月だから、それから五十周年でもあるという。 シリーズ主演の渥美清さんが亡くなったのは九六年で、その翌年の正月、地元の新聞に「寅さん」のことを次のように書いていた。筆者、五十歳のときである。 ―(寅さんシリーズを)何時頃から見始めたのかはどうもよく思い出せな...

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