木材保存誌コラム

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会誌「木材保存」の人気コラム、「みちくさ」「虫めがね」「木くい虫」を公開しております。下記ボタンから、それぞれのコラムを読む事が出来ます。

「英語が上手になるには?(1):英語学習本研究家の回」 [みちくさ]

みちくさ vol.38 No.6 (2012)

皆さんは、外国に行ったり、外国で暮らしたりすれば、英語が上手になるのになあと思ったことはありませんか。残念ながら、多くの場合は上手くなりません。外国に長く居ても英語がほとんどできない人を良く見かけますし、逆に英語が上手な人は必ず地道な努力をまじめに続けている様子がうかがえます。

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「オリンピックの回」 [みちくさ]

みちくさ vol.38 No.5 (2012)

これを書いている時は、オリンピック真っ盛りでした(皆さんが読まれる頃はもうすっかり時期外れだと思いますが)。個人的にはオリンピックにはあまり興味ないんですが、日本のみならず、世界各地でオリンピックは人気があるみたいです(ここはオセアニア)。

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馬と鹿 [虫めがね]

虫めがね vol.38 No.5 (2012)

宮崎県の南の端、鹿児島県と接するところに串間市がある。そこに全国でも珍しい野生馬の生息地「都井岬」がある。ここに、約八十頭の野生馬が生息している。これは、江戸時代に高鍋藩秋月家が軍馬を生産するために、この岬に放牧したことに始まる。当初から自由放牧、自然繁殖させていたが、それがそのまま野生化したものである。野生馬なので自然に生まれ自然に育ち自然に一生を終える。餌を与えたり、馬小屋を造るなどの人の手は加えられていない。串間市の職員で、この岬馬を管理しておられる秋田優氏の案内でこの岬馬を見学した。

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樹洞の住人、オオチャイロハナムグリ [木くい虫]

木くい虫 vol.38 No.5 (2012)

ハナムグリとは「花潜り」のなまった名前であり、その名のとおりハナムグリ類には花に潜る種が多い。実際クロハナムグリやコアオハナムグリ等は庭の花上でよく見かける。しかし全く花を訪れず、もっぱら樹液から栄養を摂取しているシラホシハナムグリ等の種もいる。前者のハナムグリは花蜜を好む「甘党」で、後者の種は糖が発酵したエチルアルコール(お酒)を好む「辛党」といったところであろうか。中には花も樹液も訪れるシロテンハナムグリのような「両党使い」もいる。ハナムグリ類は直接樹木を加害することはないが、幼虫が朽木や樹洞内のフレークを食べる種が多く、樹木と関係の深い昆虫である。

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ノミとはどんな虫ですか? [虫めがね]

虫めがね vol.38 No.4 (2012)

ノミ・シラミ 馬の尿する枕元と江戸時代の俳聖松尾芭蕉が詠んでいる。このようにノミやシラミは人々の身ぢかで、生活の中にいる昆虫であった。私は終戦まもない頃に少年時代をすごしたが、夜、寝ていると、何となく脚のあたりがかゆくなったので、ふとんをパッとめくるとノミがピョンと飛び出てきた。急いでそれを捕まえて爪の上に置いてパチンとつぶすと、吸血していた血がジュとノミから出てくる。コヤツ俺の大切な血液を吸ったにっくき奴と、仇でも獲った気持ちになったものだ。

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