木材保存誌コラム

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会誌「木材保存」の人気コラム、「みちくさ」「虫めがね」「木くい虫」を公開しております。下記ボタンから、それぞれのコラムを読む事が出来ます。

猫も博士も [みちくさ]

みちくさ vol.40 No.6 (2014)

「猫も杓子も」という言葉がある。なんとも不思議な単語の組み合わせで、随分気になっていたものであった。 落語の「やかん」では何でも知っていると自負する横丁のご隠居がこの言葉の語源を「女子(めご)も赤子(せきし)も」と説明している。これを聞いたとき、妙に納得してしまったのだが、少し調べてみると「禰子(神主)も釈氏(僧侶)も」からきた、などいくつかの説があって、正確な語源はよくわからないらしい。

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樹木と昆虫 [木くい虫]

木くい虫 vol.40 No.4 (2014)

筆者は子供のときから昆虫が大好きで、大学で昆虫学を専攻し、卒業後は殺虫剤や害虫防除に関する研究に従事してきた。退職後も昆虫の採集や観察を楽しんでいる。昆虫少年がそのまま昆虫老人(?)になった筆者には昆虫に数々の思い出がある。そんな思い出をコラム「木くい虫」に気ままに書かせていただいた。 本コラムで筆者が取り上げた昆虫はコウチュウ目が圧倒的に多かった。コウチュウには樹木害虫が多いと言うこと...

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あなたの家にノミはいませんか [虫めがね]

虫めがね vol.40 No.4 (2014)

先日、テレビを見ていると一家に猫を八頭も飼っている家庭が紹介されていた。この家庭は子どもがいないなどの事情があったが、最近は犬、猫を飼育している家庭が増えたのは確かである。生活レベルの向上や少子化の影響でペットを飼う家庭が増えたのであろう。私が子どもの頃は犬は番犬であり、猫はネズミ取りであるという考えであったが、今では家族の一員としてペットを飼っている家庭が多い。ペットによって精神的な安らぎを...

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ヒトはなぜ二本脚で歩くの? [虫めがね]

虫めがね vol.40 No.2 (2014)

最近、「歩こう会」(ウオーキングの会)が高齢者の健康保持の為の手軽なスポーツとして、各地で盛んなようだ。土曜、日曜などに電車に乗ると、小さなリュックを背負って郊外にウオーキングに出かける高齢者のグループを良く見かける。彼らは、子どもの頃の遠足にでも行くかのように、楽しそうにおしゃべりが弾んでいる。 先日、ある地域の「歩こう会」に参加した。この会は毎月一回、近くにある標高六六〇m の妙見山に登...

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ゴキブリは群れているのでイヤ [虫めがね]

虫めがね vol.40 No.1 (2014)

仲間で群れて生活している生き物は多い。カラスやスズメが群れをなして空を飛んでいたり、木に止まっている様子は良く見かける。シマウマやバッファローが集団で大移動している光景などを、テレビや映画で見たことがある人も多いだろう。また、小さな魚も何千尾も集団で泳いでいることがある。このような大群ではないがゴキブリも仲間で集まって生活している。ゴキブリの糞に含まれる集合フェロモンによって仲間を呼びあつめている...

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