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在来線の勧め・その2「寸断鉄路の再興」 [みちくさ]
みちくさ vol.42 No.1 (2016)
前回に続き、またまた鉄道ネタである。ただし、少々重く、かつマニアックになりそうだ。ご容赦。というのは、先般、書店で「JR崩壊」という、えらく物騒なタイトルの本を見つけてしまったためである。発刊は二〇一三年一二月、内容の中心は当時(というか、今でも)頻発していた「JR北海道」関連の事故とその原因を扱ったものである。帯には「緊急出版!この事態は国鉄民営化の時に予知されていた!」とある。角川書店刊。
在来線の勧め [みちくさ]
みちくさ vol.41 No.6 (2015)
来春、北海道にも新幹線が走る。もっとも、それは函館までであって、札幌延伸はあと十数年先のことらしい。途中に四駅ほど造る予定というが、その頃の沿線人口を考えると、人よりエゾシカの乗降数の方が多くなるのではないか、と思ったりもする。 鉄道に乗るのは好きである。しかし「乗るためだけにわざわざそこに行く」といった趣味はない。あくまで移動の手段としての鉄道なのである。ただ、そのとき新幹線が走っている区間であっても、とくに急ぎでもない限り、それはできるだけ使いたくない。
ここは地獄? [みちくさ]
みちくさ vol.41 No.5 (2015)
手元にある落語のCD、DVD(多くはTV録画)が相当数になってきたので、そのリストを作ってみた。作業の結果を眺めると、ネタ(演目)数は古典、新作含め三百近い。古典落語のネタは江戸・上方合わせて六百は超えるそうだから、ほぼその半数がカバーされていることになる。 演者の多かったのは「寝床」「船徳」「芝浜」「うどん屋」「ちりとてちん」「初天神」「小言幸兵衛」「壷算」「猫の災難」など。落語にはクラシック音楽の楽譜に相当したものはないから、同じネタでも演者や時・場所・持ち時間によってずいぶん変わる。それが面白い。
青年部 [みちくさ]
みちくさ vol.41 No.4 (2015)
退職したあと、激減したのは会議の数とガソリン消費量。電話とメールは相手が変わったもののほぼ横這い。増えたのは昼間のテレビを見る機会である。 その昼間のテレビ。目立つのはシニア向けの番組で、曰く「終活」「遺産相続」「墓」「介護」「介護保険」「認知症」「年金」などなど。そこに出演するコメンテーターの大半は小生とほぼ同年代で、自分や身の周りの人の経験や何かを語っている。それらのいくつかに思い当たるものがあって、「そろそろ俺も」というわけだ。 先日なぞ、新聞を眺めていると「○○県立大」というタイトルが目に入った。「へぇ」というわけで、その記事の内容を読むとどうもおかしい。改めてタイトルを確認すると、「前立腺肥大」。 共通する字は「立」「大」だけなのだ。これは危ないかもしれないよ。 昨年、高校の同窓会があった。
短期記憶 [みちくさ]
みちくさ vol.41 No.3 (2015)
「先週、××研究会の懇親会のあと、年寄り五人で二次会に行きましてね。何せ平均年齢七〇くらいだから、若い人に一緒に行かないか、って声をかけても、みんな怖がって逃げるんよね。」「年寄りってどなたたち?」「年寄りってどなたたち?」「えーっと。A先生、B先生、C先生、それと僕。あと一人は......。えーっと、元×大学で××を専門にしていたあの有名な先生...。ほら...。」「年寄りってどなたたち?」「えーっと。A先生、B先生、C先生、それと僕。あと一人は......。えーっと、元×大学で××を専門にしていたあの有名な先生...。ほら...。」