協会記事

2021年 Vol.47-No.6

1．会議・委員会

1）第5回理事会（10月19日）

　オンラインで開催した。議題は，IRG52オンライン開催費用を当初，科研費で負担することとしていたが，協会でその一部を負担するとの変更提案で，審議の結果，負担することが承認された。

2）木材劣化診断士委員会（10月21日）

　オンラインで開催した。2021年度木材劣化診断士の資格検定講習試験の合否判定をおこない，受験者全員が合格し，2021年10月1日付けで，木材劣化診断士証を発行した。また，2022年度の研修会，更新講習会，資格検定講習・試験について検討，2021年度同様に開催することとし，詳細は，別途検討することとされた。

3）編集委員会（11月10日）

　オンラインで開催した。印刷ゲラのチェック方法やホームページに載せている投稿原稿用ファイルの様式について改善を行った。次回編集委員会（1月）はオンラインで印刷ゲラチェックを行う方式で行うこととした。最終ゲラを11月15日に印刷会社に提出し47巻6号を11月25日に発行した。

4）年次大会運営委員会（11月11日）

　オンラインで開催した。対面或いはオンラインの可能性，講演会・シンポジウムの有無について検討し，対面での開催を決めた。講演会・シンポジウムは，2020年に予定していた公開シンポジウム「中大規模木造の耐久性確保と保存処理の展望」で進めることとした。

2．事業

1）IRG52ウェビナー

　11月1日～2日に第52回国際木材保存会議がオンラインで開催され，1日目は日本時間で14時，2日目は欧州中央時間で14時（日本時間では22時から）開始のスケジュールであった。IRG組織委員会を中心として準備を進め，1日目には東京新宿区内にサテライト会場を設定し発表者全員が会場から発信した。2日目は東京農工大から3件の発表があったことから同大会議室を会場として発信した。全体で19件の発表があり，日本からは基調講演を含めて9件の発表を行った。

2）難燃薬剤処理木材の外構材への利用拡大を図るための屋外使用における難燃性評価試験事業

　建材試験センターにおいて，外装用難燃薬剤処理木質材料の促進劣化試験（JIS A 1326）の第1回目の試験を8月25日に開始し9月20日に終了し，第2回目の試験を10月8日に開始し11月4日に終了した。12月に着火試験および，SBI試験を実施して，試験は終了し，1月委員会を開催して成果を取りまとめて報告書を作成して，事業は完了する。

3．その他

1）「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」施行記念講演会・シンポジウム（10月8日）

　隈研吾氏による記念講演会と隅修三氏，伊藤明子氏，平田美紗子氏をパネリストとしたシンポジウムが10月8日に有楽町朝日ホール（マリオン）で開催され，山本参与が参加した。

4．会員加入