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協会記事
2013年 Vol.39-No.6
1.会 議
⑴ 第2回理事会(9月5日)
東京都港区虎ノ門パストラルにおいて第2回理事会が開催された。今村会長から,「本日来賓としてお招きした坂田室長が,木材工業(誌)に寄稿された巻頭言を読ませて頂いたが,木材の需要拡大には,今更ながら行政の影響力が大きい事を感じた。また,日経アーキテクチャーの最近号で木材の新たな使い方について特集が組まれていたが,特に中高層建物への木材使用の関心が高まっている。その中で,設計者は木材専門家でない方が増えてきているが,木材を上手に使っている。分野の違う方々にも安心して使用して頂くため,性能などをきちんと表示していく必要がありJSA化もその一つである。一方,当協会の直近の事業として木材劣化診断士の講習会が予定されているが,講義内容には,建築士には木材保存学を木材保存士には建築学を学習する時間を多くする等,状況に即した対応をとる必要があり今後の検討課題としたい。」との挨拶があった。 引き続き,坂田林野庁林政部木材産業課木材製品技術室長から,「10年ぶりに木材産業に関係する部署に戻ってきたが,木材の技術分野は随分と変わり,重要性が増してきた。平成23年に10年後の国産材の自給率を50%にするとの目標を掲げて,先ずは,公共建物における木材利用促進を図っているが,今後の課題もある。ヨーロッパでは中高層の建築に木材をうまく取り入れているので参考にして取り組んでいきたい。中高層建物への集成材の利用にあたって,国土交通省との打ち合わせでは,強度,耐火のデータが多く必要であると感じている。貴協会には,これからも技術的なデータ収集等でご尽力願いたい。」との挨拶があった。
引き続き木材保存剤等の認定(新規)について審議され,新規申請のあった9製品が承認された(別掲1)。
会員の加入については,個人会員4名が承認された(別掲2)。
レジストグラフの購入について審議され,購入総費用は153万円ほどで,診断士取得者へのレンタルで運用し,3年間で減価償却する等が承認された。
引き続き下記事項について報告があった。
① 平成25年度中間期事業活動報告,② 木材保存剤等認定製品の変更届,変更申請について,③ 第31回木材保存講座開催について,④ 第33回木材保存士資格検定講習・試験実施について,⑤ 保存処理大断面集成材研究会設立について,⑥ 第8回(関西地区)・9回(関東地区)木材劣化診断研修会兼更新講習について,⑦ 第8回木材劣化診断士資格検定講習・試験の状況について,⑧ JIS K 1570の規定値の一部見直しについて。
その他として,木口監事(広報委員長)から,「木材保存(誌)では,薬剤メーカー等企業からの投稿が少ない傾向にあるが,一層の投稿を期待している。メールマガジンでは,現在の登録者は100名ほどであるが,更に理解しやすい内容にして読者層を増やす必要がある。」との説明があった。また,竹内事務局長から,「国交省の補助事業の事業主体は㈱日本システム設計が担当することになり,9月下旬より活動を開始する予定。」との説明があった。
⑵ 木材劣化診断士委員会(10月24日)
木材劣化診断士委員会を開催し,①平成24年度木材劣化診断士の活動報告②木材劣化診断士研修会の実施結果と内容(41名が参加)③第1回,2回,5回木材劣化診断士資格更新者について(58名が更新),④第8回木材劣化診断士資格検定講習・試験の合否判定(26名が合格),⑤レジストグラフの購入及び木材劣化診断士への貸し出しについて,⑥木材劣化診断士補制度について,⑦テキスト改正について,⑧補修技術部会の設立について等,審議した。
⑶ 木材保存編集委員会および同幹事会(10月11日,11月8日)
木材保存誌Vol.39,No.6の編集・校正を行った。
2.事 業
⑴ JISC 第59回化学製品技術専門委員会(9月30日)
JISC 第59回化学製品技術専門委員会が開催され,協会からは,竹内常務理事が出席した。
⑵ (一社)木を活かす建築推進協議会定時理事会(10月22日)
(一社)木を活かす建築推進協議会定時理事会が開催され,協会からは,竹内常務理事が理事として参加した。
⑶ 戸建木造住宅の躯体に生じる劣化・損傷の発現リスク算定等に関する調査検討WG(11月28日)
国土交通省補助事業の戸建木造住宅の躯体に生じる劣化・損傷の発現リスク算定等に関する調査検討WG が開催され,竹内事務局長が事務局補佐として参加した。
⑷ 保存処理大断面集成材研究会の検討会・製造立ち会い(11月12日)
林野庁補助事業の保存処理大断面集成材研究会の検討会・製造立ち会いがトリスミ集成材㈱で開催された。
⑸ 「木材保存」Vol.39,No.6を発行(11月25日)
3.その他
⑴ (公社)日本木材加工技術協会第31回年次大会(10月31日~11月1日)
(公社)日本木材加工技術協会第31回年次大会が開催され,協会からは,今村会長,竹内常務理事が参加した。
⑵ 日本木材学会生物劣化研究会 2013秋季研究会(11月21日)
協会協賛の日本木材学会生物劣化研究会 2013秋季研究会が開催され,協会からは,竹内常務理事が参加した。