協会のご案内

ホーム > 協会のご案内 > JWPAニュース > Vol.38-No.6

JWPAニュース

一覧

協会記事

2012年 Vol.38-No.6

1.会議
⑴第2回理事会(9月13日)

東京都港区虎ノ門パストラルにおいて第2回理事会が開催された。今村会長から,「①平成24年度の協会の事業運営については,順調に進行しており,大きな問題はない。②協会の事務局体制についてであるが,4月に職員として採用した黒木さんから,本人の事情により退職したいとの申し出があり,7月31日に退職した。このため,職員の採用を公募し,現在は応募者からの選考について検討している。採用者はまだ決定していないが,早急に正常な事務局の体制に戻したいと考えている。③今後の理事会の議事は,審議事項と報告事項を分けて行うことにしており,本日の理事会では,木材保存剤等の認定等いくつかの審議事項と報告事項があるので,よろしくお願いしたい。」との挨拶があった。

引き続き青井林野庁木材産業課課長補佐から,「①現在,林産物のJAS については全部で9品目あり,順次改正を行っている。長期優良住宅普及促進法の施行等により,住宅の部材には優れた耐久性能が要求されており,このため,貴協会において,合板,LVL,集成材の保存性能JAS 基準化の検討を進めて頂いているところである。②公共建築物等木材利用促進法が平成22年10月に施行され,公共建築物等における木材の利用について様々な取り組みが行われている。特に医療・福祉用建築物ではケアハウス等を中心に木造化が進行しており,また自動車展示場などこれまで木造の無かった分野にも木造建築物が見られるようになった。この法律は公共建築物の木造化が主な目的であるが,一般建築物にも波及効果が期待されている。都道府県が公共建築物の木造化に取り組む方針を策定し,それを踏まえて,現在は市町村が木造化の方針の策定に着手しているところである。林野庁では,これら公共建築物等の木材利用促進を後押しするため各種施策に取り組んでいる。」との挨拶があった。

平成24年4月以降の協会の事業実施状況が報告され,承認された。

なお,木口監事(広報委員長)から,「会誌『木材保存』については,研究関係の原稿が少なくなっている。これは大学の学術誌に対する業績評価が厳しくなった関係で,大学関係の研究者からの投稿が少なくなっていることが1つの理由と考えられる。このため,会誌『木材保存』への研究論文は森林総合研究所及び公立の研究機関の研究者からの投稿に偏ってきている。当協会は日本学術会議協力学術研究団体であり,学術誌として会誌『木材保存』への研究論文の掲載は重要な役割を持っている。大学のみならず,企業の研究者・技術者にも積極的に投稿をお願いしたい。」ことを補足した。

引き続き木材保存剤等の認定(新規)について審議され,申請のあった木材保存剤等(新規)6製品が承認された(別掲1)。

会員の加入については,個人会員4名,賛助会員1社,学生会員1名が承認された(別掲2)。

引き続き下記事項について報告があった。

① 木材保存剤等の認定の変更について,② 木材保存剤ガイドライン改訂委員会の設立について,③ 保存性能JAS 基準化研究会の設立について,④ 合板及びLVL の劣化と物性に関する研究会(継続)について,⑤ JIS 見直しスケジュール概要(案)について,⑥ 第7回木材劣化診断士資格検定講習・試験のご案内について,⑦ 第6回木材劣化診断研究会・兼更新講習会(関西地区(社寺建築))について,⑧ 木造長期優良住宅の総合的検証事業 耐久性分科会について,⑨ 第30回木材保存講座のご案内について,⑩ 第32回木材保存士資格検定講習・試験のご案内について。

⑵木材劣化診断士委員会打合会(9月13日)

平成24年度に実施する第7回木材劣化診断士資格検定講習・試験及び第5回,第6回木材劣化診断研修会の内容,劣化診断士制度の今後の展開・課題等について,打合せを行った。

⑶木材劣化診断士委員会(10月23日)

木材劣化診断士委員会を開催し,①第7回木材劣化診断士資格検定講習・試験の合否判定(26名が合格),②第3回木材劣化診断士資格更新者について(14名が更新),④木材劣化診断士研修会の実施結果と内容(47名が参加),⑤来年度以降の講習会のあり方について,⑥劣化診断マニュアルの改訂について等,審議した。

⑷木材保存士委員会(11月1日)

平成24年度に実施する第32回木材保存士資格検定講習・試験及び第30回木材保存講座の内容,木材保存士制度の今後の展開・課題等について審議した。

⑸ 木材保存編集委員会および同幹事会(10月10日,11月14日)

木材保存誌Vol.38,No.6の編集・校正を行った。

2.事業
⑴耐久性分科会劣化外力検討TG(9月15日)

第1回劣化外力検討TG を開催し,今年度の具体的実施計画について協議した。

⑵ 第7回木材劣化診断士資格検定講習・試験(9月18日~19日)

東京都港区メルパルク東京において開催し,26名が受講した。なお,前々回から受講・受験資格を1級・2級建築士,木造建築士に拡大して実施された。

⑶ 第2回・第3回木材保存剤ガイドライン改訂委員会(9月24日,11月2日)

第2回・第3回木材保存剤ガイドライン改訂委員会が開催され,執筆担当者による改訂内容,スケジュール等について審議した。

⑷ 第6回木材劣化診断研修会兼更新研修会(9月27日)

第6回木材劣化診断研修会兼更新研修会を東本願寺阿弥陀堂(京都)で開催し,19名が参加した。

⑸ 木造長期優良住宅の総合的検証委員会(10月15日)

通算第5回木造長期優良住宅の総合的検証委員会が開催され,協会から竹内孝常常務理事がオブザーバーとして出席した。

⑹耐久性分科会強度劣化検討TG(10月24日)

第1回強度劣化検討TG を開催し,今年度の具体的実施計画について協議した。

⑺ 平成23年度木造長期優良住宅の総合的検証事業,及びクロス・ラミネイテッド・ティンバー構法の損傷限界に関する検討成果報告会(11月5日)

当協会主催による平成23年度木造長期優良住宅の総合的検証事業,及びクロス・ラミネイテッド・ティンバー構法の損傷限界に関する検討成果報告会が開催された。

⑻ 保存処理JAS基準化研究会集成材分科会(11月6日)

保存処理JAS 基準化研究会集成材分科会が開催され,分科会の進め方等について審議した。

⑼ 保存処理JAS 基準化研究会LVL・合板分科会(11月6日)

保存処理JAS 基準化研究会LVL・合板分科会が開催され,分科会の進捗状況と今後の進め方等について審議した。

⑽「木材保存」Vol.38,No.6を発行(11月25日)
3.その他
⑴ 日本木材学会 生物劣化研究会,木質文化財研究会(9月28日)

当協会協賛の日本木材学会 生物劣化研究会,木質文化財研究会2012秋季合同シンポジウムが開催され,協会から竹内孝常常務理事が出席した。

news38_6.JPG

ページトップ