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2011年 Vol.37-No.2

1.会議
(1)理事会(2月14日)

メルパルク東京において第3回理事会を開催した。今村会長,青井林野庁木材産業課課長補佐の挨拶のあと審議に入り,まず,平成22年度事業中間報告(9月以降)があり,承認された。

次に,木材保存剤等の認定について,3製品の認定が承認された(別載1)。会員の加入について,申請のあった個人会員5名,賛助会員1社,学生会員1名が承認された(別載2)。続いて,平成23年度暫定予算(平成23年4月1日~5月31日)が承認された。

引き続き,定款変更について審議され,次回理事会に向けて更に検討することで了承された。続いて旅費規程,謝金等支給規程の改正について審議され,今後の取り扱いは会長に一任することで承認された。

その他,1 接着剤混入用防腐防蟻剤「ジノテフラン,F-69合剤」の実用化に関する研究会の設置について,2 合板及び LVLの劣化と物性に関する研究会について,3 木材防腐・防蟻剤「ティンボア」の認定更新について,報告があり,了承された。

(2)環境部会(1月27日)

協会の環境憲章の起草について,審議した。

(3)木質材料耐久性規格作成委員会(1月28日)

木質材料の耐久性能評価に関する試験方法の作成について,審議した。

(4)認定委員会(1月31日)

木材保存剤等の認定(新規)について,審議した。

(5)企画運営委員会(1月31日)

第3回理事会に提出する議案として,1 木材保存剤等の認定(新規)、2 会員の加入,3 定款変更,4 旅費規程,謝金等給規程の改正等について,審議した。

(6)正副長会議(2月2日)

正副長会議を開催し,(社)日本木材保存協会の運営について,審議した。

(7)木材保存士委員会(2月21日)

1月27日,28日に実施した第30回木材保存士資格検定試験の合否判定を行った。46名が合格した。

(8)年次大会運営委員会(3月4日)

平成23年5月27日.メルパルク東京において開催する,第27回年次大会のプログラムと運営について,審議した。

(9)授賞選考委員会(3月19日)

第22回木材保存技術奨励賞および第8回木材保存学術奨励賞の受賞者を選考した。

(10)木材保存編集委員会および同幹事会(2月10日,3月9日),拡大木材保存編集委員会(3月19日)

「木材保存」Vol.37,No.2の編集,校正を行った。また,拡大木材保存編集委員会を日本木材学会大会会場(京都大学)において開催し,今後の木材保存誌のあり方,地域のページの充実等について検討した。

2.事業
(1)第30回木材保存士資格検定講習・試験(1月27日,28日)

東京木材会館において第30回木材保存士資格検定講習・試験を実施した。

(2)JIS A 9104(加圧式クレオソート油防腐処理まくら木),JIS A 9002(木質材料の加圧式防腐処理方法)改正原案作成委員会(2月8日)

日本木材防腐工業組合の JIS A 9104(加圧式クレオソート油防腐処理まくら木),JIS A 9002(木質材料の加圧式防腐処理方法)改正原案作成委員会が開催され,改正内容について,審議した。協会からは委員として竹内常務理事が出席した。

(3)耐火性能試験委員会WG(2月16日)

日本木材防腐工業組合の耐火性能試験委員会が開催され,成果及び課題等について,審議した。協会からはオブザーバーとして竹内常務理事が出席した。

(4)生物劣化研究会の開催(3月20日)

日本木材学会生物劣化研究会と共催して,春期現地見学会「木質構造物の維持・管理-京都府南部の事例見学-」を開催した。

(5)「木材保存」の発行(3月25日)

会誌「木材保存」Vol.37,No.2を発行。

(6)第61回日本木材学会大会(3月18日~20日)

第61回日本木材学会大会が,京都大学で開催された。

〈別掲1〉認定製品(平成23年2月14日)

認定製品(3製品,3社)

品目 製品名 認定番号 申請者
木材防蟻剤(土壌処理用)1製品 サンソイルAM A-4255 (株)ザイエンス
防蟻剤処理非木質系製品
(防蟻剤処理断熱材)2製品
ミラクルTCボード
ターマイトガードフォーム
C-4036
C-4037
(株)片山化学工業研究所
(株)石山

〈別掲2〉会員の新規加入(平成23年2月14日)

個人会員(5名) 手塚大介
荘保伸一
堀井三郎
小林正彦
清水岳祥
兼松日産農林(株)(東京都江東区)
越井木材工業(株)(大阪市)
アイセップ(株)(神戸市)
森林総合研究所(つくば市)
(株)コシイプレザービング(大阪市)
賛助会員(1社) (株)竹屋化学研究所
代表取締役 竹谷裕人
東大阪市森河内東1-25-12
学生会員 林静怡 東京大学(東京都文京区)

「木材保存」誌 J-STAGE公開のお知らせ

昨年7月より,本誌「木材保存」が科学技術振興機構(JST)の運営する電子ジャーナルの公開システム「J-STAGE(科学技術情報発信・流通総合システム)」に掲載が開始されました(http://www.jstage.jst.go.jp/browse/jwpa/-char/ja/)。J-STAGEは,国内の学術雑誌644誌(2010年9月現在)が提供されており,年間アクセス数は世界193ヶ国から700万回に達するといわれています。これによって,本誌の内容が世界に発信されることになります。また,J-STAGEを利用しますと,文献検索の他に引用文献のダウンロードが格段に使いやすくなることがわかります。是非とも一度J-STAGEを体感してみて下さい。

J-STAGEでは,本誌の学術論文,資料論文,総説,解説,情報,地域のページが掲載されます。現在,2010年の36巻1号から6号が掲載されており,今後は2008年1号から最新号までが掲載される予定です。最新号は,発行後2ヶ月後にJ-STAGEに掲載する予定です。また,創刊号から2007年の33巻6号までは,同じJSTの電子アーカイブ(Journal@rchive)に掲載されていますので,こちらも合わせてご利用下さい。

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